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感動作。「母親役のチャンピオン」への道を歩んだサリー・フィールド。
映画パンフレット
「プレイス・イン・ザ・ハート [VHS]」
1935年のアメリカ南部テキサスを舞台に、夫である保安官を酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された妻が、貧困にもめげずに必死になって家族を守ろうとする姿を追った人間愛ドラマで、個人的にも感動しました。
サリー・フィールドが、2人の子供と多大な借金を抱えたまま未亡人になり、途方に暮れながらも、物乞いの黒人(ダニー・グローヴァー)に綿花の栽培方法などを教わって、竜巻の被害にあったりしながらも苦難を乗り切ろうとする母親の役を好演(と言うか力演)していて、「トランザム7000」('77年)に出ていたころは、バート・レイノルズの愛人という記憶しかなかったのに("夫婦"喧嘩がよくゴシップになっていた)、いつの間にかこんなに上手くなったのかと...。
彼女が演技開眼したのは多分、同じく父親のいない家庭の2児の母を演じた「ノーマ・レイ」('79年)であり、この作品でのアカデミー主演女優賞を受賞していますが、この「プレイス・イン・ザ・ハート」での2度目の受賞も順当だと思いました。
個人的に振り返ると、当時から「母子モノ」に弱かったのかも知りませんが、この映画では、暗くなりがちな話を、彼女が明るく気丈に演じているのがいいです(舞台スケールの大きさもそうだが、日本の「母子モノ」と通じるところがあっても、やはりどこか違っている)。

テレビシリーズ「ER緊急救命室」にアビーの母親役でゲスト出演していたのを久しぶりに見て、やはり上手いなあと思ったらエミー賞ゲスト出演賞受賞で、更には「ブラザーズ&シスターズ」で同賞ドラマ・シリーズ部門の主演女優賞を獲っています(この番組、完全に娘役の「アリーmyラブ」のキャリスタ・フロックハートとの演技合戦の様相を呈しており、ロブ・ロウなど他の役者の影が薄い)。
まさに「母親役のチャンピオン」という感じで、映画からテレビに来て最も成功している女優の1人ではないかと思われますが、母親としての強さを持つ反面、非常に神経質そうな(神経衰弱気味な)役柄が多くなっているのは、時代を反映してのことなのでしょうか。
「プレイス・イン・ザ・ハート」●原題:PLACE IN THE HEART●制作年:1984年●制作国:アメリカ●監督・脚本:ロバート・ベントン●音楽:ジョン・カンダー●時間:133分●出演:サリー・フィールド/リンゼイ・ クローズ/エド・ハリス/ダニー・グローヴァー/ジョン・マルコヴィッチ●日本公開:1985/03●配給:コロムビア映画●最初に観た場所:自由が丘武蔵野推理(85-07-14) (評価★★★★)●併映:「トッツィー」(シドニー・ポラック)
自由が丘武蔵野館 (旧:自由が丘武蔵野推理)2004(平成16)年2月29日閉館

ブラザーズ&シスターズBrothers & Sisters (ABC 2006/09~ ) ○日本での放映チャネル:AXN(2007~ )/テレビ東京
